
開業や起業の準備をしていると、色々と資金が必要になるけどその中でもホームページ制作もその一つです。
しかし、制作会社に相談してみると、想像していたよりも高い見積もりを提示されることも少なくありません。
「できるだけ費用を抑えてホームページを作りたい」
「自作と制作会社への依頼では、何が違うのか知りたい」
「安いホームページでも集客に使えるのか不安」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ホームページは、自分で作る方法や無料のワードプレス、ノーコード制作ツールやホームページ制作会社に依頼する方法など、作り方によって費用が大きく変わります。
この記事では、ホームページ制作費用が高くなる理由や、それぞれの制作方法のメリット・デメリット、低価格プランが向いている人について解説します。
ホームページ制作費用が高くなる理由
ホームページ制作の費用は、ホームページを作る作業だけで決まるわけではありません。
デザイン、文章作成、写真撮影、システム開発、スマートフォン対応など、必要な作業が増えるほど制作費用も高くなっていきます。
そこでここではどうしてホームページの制作費が高くなる理由について説明していきたいと思います。
オリジナルデザイン
制作費用が高くなる理由の一つ目が、オリジナルデザインです。
オリジナルデザインでは、既存のテンプレートをそのまま使うのではなく、会社や店舗のイメージに合わせて、レイアウトや配色、文字の大きさなどを一から設計します。
競合他社との差別化がしやすく、ブランドイメージを表現しやすいことが最大のメリットです。
一方で、デザイン案の作成や1からの設計なのでバグや位置の修正に時間がかかるため、テンプレートを利用した制作よりも費用は高くなります。
開業直後で、まずは会社情報やサービス内容を掲載できればよい場合には、最初から完全なオリジナルデザインにこだわる必要はないかもしれません。
ページ数
ホームページのページ数が増えるほど、制作費用も高くなります。
例えば、次のようなページを作る場合です。
- トップページ
- 会社概要
- サービス紹介
- 料金案内
- 実績紹介
- よくある質問
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
それぞれのページで、文章の作成や画像の配置、スマートフォン表示の確認などが必要になります。
開業時の費用を抑えたい場合は、すべての情報を最初から掲載するのではなく、必要なページに絞ることが大切です。
まずはトップページ、サービス内容、会社情報、お問い合わせなどの最低限の構成で始め、必要に応じてページを追加する方法もあります。
撮影・ライティング(文章構成)
ホームページに使用する写真撮影や文章作成を制作会社へ依頼すると、その分の費用もかかります。
特に美容室、飲食店、整体院、ジムなどの店舗型ビジネスでは、写真の印象がホームページ全体の印象を大きく左右しますのでプロのカメラマンに撮影依頼をするとなると費用が掛かってきます。
また、サービス内容や会社の強みを分かりやすく伝えるために、ライターへ文章作成を依頼する場合も費用がかかります。
なるべく費用を抑える場合は自分で撮影をして文章構成は自分で考えることで費用を抑える事が出来ます。
ただし、写真が暗い、文章が分かりにくい、必要な情報が不足していると、ホームページを作っても問い合わせにつながりにくくなる可能性があります。
システム機能
ホームページに特別な機能を追加すると、制作費用は高くなります。
例えば、次のような機能です。
- 予約システム
- 会員登録機能
- 決済機能
- 商品購入機能
- 見積もりシミュレーション
- 求人応募フォーム
- 顧客管理システムとの連携
一般的な会社案内のホームページと比べて、システムの設計や動作確認が必要になるため、制作期間も長くなる傾向があります。
予約機能が必要な場合は、既存の予約サービスや外部システムを利用し、ホームページから予約ページへ移動させる方法で費用を抑えられる場合があります。
SEOや広告運用
ホームページは、制作しただけで自動的に多くの人に見てもらえるわけではありません。
検索結果からアクセスを集めるためのSEO対策や、Google広告、SNS広告などを利用する場合は、ホームページ制作とは別に費用が必要になることがあります。
SEOでは、検索されるキーワードを調査し、TOPページや記事のキーワード選定して作成していく必要がありますのでSEO業者やホームページ制作会社に依頼すると費用が掛かります。
広告運用では、広告費に加えて、広告の設定や改善を依頼する場合の運用手数料がかかります。
ホームページ制作の目的が集客である場合は、制作以降の費用を考える必要があります。また、自分で広告運用すると逆に費用増える場合もあるので自分で運用する場合は、低予算スタートから運用してみるのもいいかもしれません。
自作で作るメリット・デメリット
ホームページ制作費用を抑える方法の一つが、自分でホームページを作ることです。
自作の大きなメリットは、制作会社へ支払う費用を節約できることです。
自分で内容を変更できるため、営業時間や料金、サービス内容が変わったときにも、すぐに修正できます。
一方で、ホームページを作るための知識を覚える必要があります。
デザイン、文章作成、画像加工、SEO、スマートフォン対応など、考えることは少なくありません。
開業準備中は、資金調達や商品準備、営業、各種手続きなど、ほかにも多くの業務がある中で、ホームページ制作に時間をかけすぎて、本来やるべき開業準備が進まなくなる可能性もあります。
自作は、制作費用を抑えられる代わりに、自分の時間を使う方法だと考えておきましょう。
無料サービスで作るメリット・デメリット
無料のホームページ作成サービスのワードプレス、ノーコードツールを利用すれば、初期費用をほとんどかけずにホームページを公開できます。
専門的なプログラミング知識がなくても、文章や写真を入力するだけでホームページを作れるサービスもあります。
まずは会社情報やサービス内容を掲載した簡単なページが欲しい方には、利用しやすい方法です。
ただし、無料プランには制限が設けられている場合があります。
例えば、サービス運営会社の広告が表示されたり、独自ドメインが使えなかったり、使用できる機能が限られていたりします。
無料プランのURLでは、ホームページ作成サービスの名称がURLに含まれることもあります。
個人活動や開業前のテストとしては利用しやすい方法ですが、企業の信用を重視する場合には、有料プランや独自ドメインの利用を検討したほうが良いでしょう。
また、利用しているサービスが終了した場合や、料金体系が変更された場合の影響も考えておく必要があります。
テンプレート制作で作るメリット・デメリット
テンプレート制作とは、あらかじめ用意されたデザインやページ構成を使ってホームページを制作する方法です。
一からデザインを作る必要がないため、オリジナルデザインよりも費用と制作期間を抑えやすいことがメリットです。
制作会社が提供している低価格プランでも、テンプレートが使われています。
テンプレート制作では、基本となるデザインに会社名や写真、文章、配色などを当てはめてホームページを完成させます。
自作する時間はないものの、できるだけ費用を抑えたい人に向いている方法です。
一方で、レイアウトや機能を自由に変更できない場合があります。
ほかの会社と似たようなデザインになる可能性もあるため、完全に独自性のあるホームページを求める場合には向いていません。
ただし、開業時のホームページでは、デザインの独自性よりも、必要な情報が分かりやすく掲載されていることのほうが重要な場合もあります。
会社や店舗の写真、文章、実績を工夫すれば、テンプレートを利用しても自社らしさを出すことは可能です。
制作会社に依頼するメリット・デメリット
制作会社に依頼するメリットは、ホームページ制作に必要な作業を専門家へ任せられることです。
自分で制作方法を調べる時間を減らせるため、本業や開業準備に集中しやすくなります。
また、会社やサービスの目的に合わせて、ページ構成やデザイン、問い合わせまでの導線なども提案してくれる制作会社もあります。
ホームページを使って信用を高めたい、問い合わせを増やしたい、採用につなげたいと考えている場合には、制作会社へ相談するメリットは大きいでしょう。
一方で、自作や無料サービスと比べると費用は高くなります。
制作会社によって、料金に含まれる内容も異なります。
制作費が安く見えても、修正費、更新費、サーバー費、保守管理費などが別料金になっていることもあるので注意しましょう。
そのため、依頼する前に、制作費用だけではなく、公開後に必要になる費用まで確認することが大切です。
低価格プランが向いている人
低価格のホームページ制作プランは、すべての事業者に向いているわけではありません。
しかし、開業時に最低限のホームページを用意したい場合には、有効な選択肢になります。
低価格プランが向いているのは、次のような人です。
- 開業時の初期費用を抑えたい
- 本格的なホームページは事業が軌道に乗ってから作りたい
- 会社情報やサービス内容を掲載できれば良い
- デザインに強いこだわりがない
- ページ数が少なくても問題ない
- 写真や文章を自分で用意できる
- 特別なシステム機能が必要ない
- 名刺やSNSに掲載する公式サイトが欲しい
低価格プランを利用する場合は、どこまで対応してもらえるのかを必ず確認しましょう。
例えば、スマートフォン対応、お問い合わせフォーム、独自ドメイン、サーバー、公開後の修正などが料金に含まれているかによって、実際に必要な金額が変わります。
安さだけで選ぶと失敗しやすいポイント
ホームページ制作費用を抑えることは大切ですが、料金の安さだけで制作サービスを選ぶと、公開後に困ることがあります。
特に確認したいのが、追加料金と契約条件です。
最初に表示されている金額が安くても、ページ追加や文章修正、画像変更などに追加料金がかかる場合があります。
また、月額料金や保守管理費が必要なプランでは、長期間利用した場合の総額も確認しておきましょう。
契約を終了するとホームページが使えなくなるサービスもあるため、ホームページやドメインの所有権についても確認が必要です。
そのほか、次のような点にも注意しましょう。
- スマートフォンに対応しているか
- お問い合わせフォームが正常に使えるか
- 自分で文章や写真を変更できるか
- SEOの基本設定がされているか
- サーバーやドメインの管理者は誰か
- 公開後の修正には料金がかかるか
- 解約時にホームページを移行できるか
- 制作実績やサポート体制があるか
ホームページは、安く作ることだけが目的ではありません。
必要な情報を伝え、見込み客からの問い合わせや来店につなげることが本来の目的です。
費用を抑えながらも、自分の事業に必要な機能や情報が含まれているかを確認することが重要です。
まとめ
ホームページ制作を安く始める方法には、自作、無料サービス、テンプレート制作、制作会社への依頼などがあります。
自作や無料サービスは費用を抑えやすい一方で、制作や管理に自分の時間を使う必要があります。
テンプレート制作は、オリジナルデザインよりも費用を抑えながら、制作作業を専門家に任せやすい方法です。
制作会社への依頼は費用がかかりますが、ホームページの構成やデザイン、問い合わせまでの導線について相談できるメリットがあります。
大切なのは、単純に最も安い方法を選ぶことではありません。
ホームページを作る目的や、必要なページ、機能、制作に使える時間と予算を整理したうえで、自分の事業に合った制作方法を選びましょう。
開業時には最低限のホームページからスタートし、事業の成長に合わせてページや機能を追加していく方法もあります。
最初から完璧なホームページを目指すのではなく、現在の事業に必要な内容を見極めることが、無駄な制作費を抑えるポイントです。